「行動しないと何も始まらないよ」と就職説明会でお話した言葉 この日の僕は企業説明会の面接担当者です

非常にタイムリーではあるのだけれど2/8「となりのナースエイド」で告白するシーンでの言葉。「行動しないと何も始まらないよ」とそれをその子に伝えた。その子の返事。「そうなんですでもしないといけないけどなかなか動けないんです」

昨日は2025年卒業生に向けた企業による就職説明会。まず最初に大会場で卒業予定者を集めての参加企業の概要説明。その後個別ブースにて面談。今回は少なめの12社。医療系は僕だけ。なので企業さんな合わせた良いとこ話しをした。一番バッター。少し緊張した。僕の住んでいるところはローカルなので地域活性において医療で起こせる一番のことを話そうと思った。都市圏では当たり前のことなのだけれど。ただ地元では当院だけが行っている初めての試み。「外国人特定技能生の定住権取得に向けての活動」の話しをした。学生さんに受けたかどうかは分かりませんが。その後も各企業の概要説明が続いた。ま。普通に当たり障りない説明だった。僕の好きなベンチャー企業の姿は残念ながらなかった。

参加している企業は地元の有名どころの金融、メーカー、販売会社(ディーラー)だ。みんなキラキラしている。ディーラーの部長も来ていたがまるでレオンのイケおじの恰好だ。うーん。それに比べるとエッセンシャルワーカーの僕はかなり地味だ。あわせて他の企業の面接担当もみんな若い方ばかりだ。間違いなく僕が一番の年長者。まそれはどうでもいいこと?でもないかイメージは大事。本当は若手2名(男女)で参加予定だったのだけれど。2/10の業務が豊作。その刈り取りにみんなてんやわんやと言うことで僕が出席した。

それでも先生方の計らいで大部屋の説明会場を準備してくれた。一斉に説明ができる。この計らいは僕と銀行さんだけだ。非常にありがたかった。逆に他のブースは小さかったけどみんな回れるのかなと心配もした。先生方の粋なからいか?その学校からは毎年いい学生さんを頂いていて来年度も採用がある。これも一因かなとも思った。それにしてもなぜかしらうちの病院とウマが合うのかこの学校の卒業生についていえば退職者はいまのところゼロだ。おまけにこれが影響してか事務系職員で定年退職と寿退職以外はここ最近退職者が出ていない。すばらしい。

それはさておきそこで僕は思う存分に話しをした。40分ぐらいかな。その後は担当の先生方も交じえて疑応答をした。気なるのはどちらかと言えば待遇(お休み)の面だった。ワークライフバランスと言うよりは「生き方改革」。これから人生100年時代なので仕事人生も長くなるよとお話をした。もちろん就職は「ご縁だ。大切に」とか、ここでの出会いはチャンスかもしれないと、そそのかしもした。もちろんマッチングのためのインターンシップの説明もした、お茶でも飲みながら先輩方といろいろと話してみるのもいいかも。OB・OG訪問や企業見学と同じものだ。ま、一通りの個別面談も終わり就職説明会の終了時間までまったりと時間を過ごしていた。そこへ一人の女子学生さんがやってきた。あれっと言う感じ。

その子は医療系の学部ではないのだけれど企業研究がしたいと言う理由できてくれた。話をしながら気が付いたけれどその子はまだ希望先が決まっていないようだった。どの企業に行っていいかわからないので来たという感じ。それはそれでよいのだけれど。企業探しも大切だが、自分の気持ちを先にまとめて方がいいよとお話しした。好きなことや興味があることは何?からスタートして、企業にはメーカーから職種は事務からとが大きなくくりで話しをした。要は最初の仕事は楽しくないといけない。人間関係も含めて社会人一年生は楽しく学ぶものでないといけない。そのためには企業側も努力はするが何より本人が何でもいいからその企業でしたいことがあるとかその企業が好きがないと難しい。何でもいいから簡単なことでいい。それが見つかればまず最初の就職は成功だ。

Z世代の情報収集はすばらしい。けれどそこからが重要だ。その情報をどう活用するか。まず行動しそこから学ぶ。表題の言葉の通りだ。まずは家に帰って今日メモしたことを読み返し実践してみよう。僕からのメッセージ。それと「行動するからチャンスをつかめる」は言うまでもないか。

さて、今の学生さんに心配になることが一つ。まず就職自体に本当に興味があるのだろうか。学生のままが良いのかもしれないが、間違いなく来る社会人の第一歩をどう感じているのだろうか。疑問だ。僕なら気になる企業があれば進んで伺う。これが今回の企業説明会ではあまり感じられなかった。いい学生さんはどこの企業も欲しい。いい学生さんには企業は先に手をつけていく。僕は今日の説明会の学生さんの何名からかは来週に連絡がくることを期待している。