みんな家(自分の住む家)をどう考えていますか よく相談されます 持ち家と賃貸どちらがいいですか ちなみに今の僕は自宅を持っていません 賃貸です
僕の今の考え。働いている間や子供が一緒にいるときは賃貸、終の棲家は持ち家(所有)がいいかな。
その理由として今、日本がその時代だから。
けれど初めから持ち家を希望される方については別ですね。僕が一番に思うことは本当にそこに住みたいですか。これだけです。一生住みたい場所がそこならば初めから持ち家でそこに住めばいいと思う。自分が心からその場所が好きであれば。家は「くつろげる場所」なので。まずは場所です。後はそこで過ごす時間を誰とどう過ごすか。この2つですね。と僕は思います。
先の話は多くの方から相談を受けますが、今はまだ「夢のマイホーム派」が多いです。不動産を一度も所有したことがない方について言えば「持ち家」は一つのモティベーションになっています。なので相談を受けた僕は「持ち家」はいいですよね。とまずはお答えします。その後は現実の話としてその人のライフプランを伺いながらアドバイスをしていきます。不動産取得はこれから本当に難しい時代、人生を決めていく上で大きな事業と考えても良いぐらいです。急がずじっくりとですね。
本題へ。まず不動産について言えば日本は今までとは全く違う時代がきているということを理解しておきましょう。何が起こってもおかしくはない時代。例えば持ち家派。家を所有することはそこに定住するということ。それはいろいろなことに制約がかかる可能性があるということを意味する。多分、これからは定住しても問題がない生き方ができる人はほんの一部の人だけになるような気がします。人口減の日本、将来的にその場所で住めるかどうか疑問です。20年~30年後に。まず生活圏として経済的に見てそこに住めるかどうか僕もわかりません。
一般的にみんな家を損得勘定で考えている。つまり家を資産と考えている。それなら答えは「天災の影響を受けないような都市部」です。これ一択。なんともですが。人口減により地方都市でも今後10年もすると地価は今よりもまだ下がりそう。日本でインフレ(経済的な)が起これば別ですが。需要と供給のバランスを考えると今後、日本全体で地価が上昇することはかなり難しいです。僕の読み。
もし土地が上がるとすれば大規模地震による別の意味でのインフレ(建設インフレ)が起こるかも。建設特需が発生する可能性はあると思います。逆に国や保険会社の負担は莫大な額になります。予測できないほどです。その時、世界が日本をどう見るかによって日本の価値が決まります。僕の言うインフレは物の価値は変わらず円の価値が低く(安く)なること。これが起こると日本は本当にしんどいです。
一息。今、首都圏でマンションの平均価格が一戸あたり1億円に近付いている。これは近年の資材高騰もあるが実は安い日本を買いに来ている外国人と、首都圏で安全に住める場所への住み替え(買い替え)や資産価値を見越しての購入があると僕はみている。マンションバブルの何物でもない。人口減と首都直下型地震が起こることを前提に動いているのだとすればその人たちの読みはすごい。僕と同じだ。僕もコロナ前までは東京に移るか、セカンドハウスを持つか考えて、ちょくちょく物件を見に行っていた。希望は中目黒周辺。東京に何度か行くうちに何となく気に入ったエリアだ。しかしながら築40年超えの3LDK・公団マンションが3700万円にはびっくりした。それでも今考えれば安いか。その当時6~7000万円?が相場だったかなと思う。また東京にはいく予定だ。
さて、僕が今、不動産問題で本当に怖いと思うことは先に書いた天災(地震)による影響。近いうちに起こると予想されている地震。地震によって都市機能が停止してしまうこと。不動産の値段は経済活動のバロメーターです。まず大規模な地震が起こるとそこにしばらく人は住めくなるし、再建に膨大な時間と多額の費用がかかるということ。これも過去の教訓から振り返るとわかるのですが短時間で解決することはかなり難しいです。もし首都直下型の地震が起こればどうなるのでしょうか。あまり考えてたくはありませんが。日本は完全に止まります。その時、僕は年齢的(高齢者になっている)に日本では住めないかもしれません。再建にはとてつもない困難が待っている中で、ただでさえみんな自分のことで手がいっぱいなのに、僕たち高齢者にまで手を回すことができるのでしょうか。その時、高齢者(弱者)の僕たちはどうすべきか。できる限り自らで自立を目指すことでしょうか。やっぱり今のうちから外国の方とお友達になっておかないといけないのかな。天災は誰も予測できませんがその後に起こることはある程度予測できます。今から準備をしましょう。
地震と不動産と経済の関係についてはこれからぼとぼちと書こうと思うけれど。日本という国が今後、人が穏やかに住むのに今のような状態でずっといられるかどうかも疑問です。なので僕は身軽に動けるほうがいいような感じがします。
僕の本音を言うと家はそもそも「持ち家」でも「賃貸」でも経済的には同じだと思います。日本では持ち家が優先されているような気がしますが諸外国では持ち家について言えば「帰属家賃」というくくりになっていて経済的にはどちらでも同じ。まそうかもしれませんね。後、付け加えるなら持ち家は純粋に資産とはいえません。簿記会計上で言えば新築を購入した当初の家計は完全な債務超過の状態です。それを戻すためにみんな借入金の返済をします。気持ち的に張りが出ますという人でないと無理かな。だって借金を返さないと家は自分のものになりません。返済期間は銀行さんに家を借りているのと同じだから。家賃と一緒ですね。銀行が大家さん。ちなみに僕は自宅を持っていません。僕の法人から借りています。
おまけ
僕は学生時代、風呂なしの1DKのアパート(家賃27,000円:東大阪市)に住んでいた。北側の部屋で日も当たらなかったっけれど楽しい思い出がいっぱいある。家とはそんなものだと思う。
最後にまとめ。持ち家は日本人とって一つの「シンボル」であること。モティベーション。それは大事です。みんな気が付いていると思うけど「同調圧力」が優先される国民性。みんなと横並びが安心。本当は家を持つことよりそこでどんな経験をするかが大事なことをみんな知っています。家もサブスクリプションの時代。今の自分に合った生き方で住まいを変える。僕の生きてきた昭和はまだ物がなかった時代なのでマイホーム志向が強かったかもしれませんね。
僕は今の仕事をまとめながら世界で終の棲家(またはセカンドハウス)を探そうと思っています。もちろん友達も含めての終の棲家。これは先に書いた僕の生き方なのですね。日本ってどんな国なの。僕は外国を知りません。日本てひょっとして・・・な国なの?
まずは興味のあるオーストラリアとインドネシアへ行きたいですね。