問題を解決するにはどうしたらいいですか というご質問について そもそも「問題が何か」が分かれば答えは出ます きちんと「話を聞く」ことと少しの知識と経験があれば問題解決はみんなができることです。 

「問題が何か」が分かれば問題は解決はできます。当たり前ですね。けど何が問題なのか分かりませんと言って聞かれることが多いです。その人が初めから問題という意識を持っていないことが多いです。自分では問題でないと思っているから。自分が困れば(当事者になって)初めて気が付くことが多いです。簡単に言えば他責思考。僕の問題(責任)ではないですと言う考え方。ま、これは少し置いておきましょう。

では、問題解決について考えてみましょう。

まず基本。例えば、仕事の問題は仕事でないと解決しませんし、プライベート(家庭)の悩みはプライベート(家庭)でしか解決しません。仕事の問題を家庭に持ち込んでも解決しないということ。ヒントぐらいは出るかも。どの範疇なのかを理解しましょう。

次は論理的な問題か感情的な問題かどうか。論理的な問題なら原理原則(基本)を考え、解決策が対症療法(一時的なもの)にならないようにします。急ぎの時には対症療法でしのぐときもありますが根本的な問題点を探し出し、対応できるよう仕組みを変えるようにします。

例えば病気、成人病は日頃の不摂生によるところが大きいです。日頃、摂生ができていれば高血圧にならないだろうし、高血圧の薬を飲まなくても済むかもしれません。薬はあくまでも対症療法です。根本療法は日頃の摂生です。100%完璧でなくても自分の体と対話をしていれば必然的に丁度良さがわかります。ちなみに僕は遺伝的に高血圧なので、健康体の方を見るともったいないなと感じてしまいます。余談ですが。

感情的な問題は第三者が入らないと解決しないことが多いですね。事実を客観的に見る必要があるので。

捉え方としては大きくはこんな感じでしょうか。

では、具体的な解決方法とは。

問題は起きてもほぼ解決できると思っています。なぜなら問題点と解決方法は当事者の話を聞けばわかるからです。①話の中で当事者が答えを出しているから。答えは複数の場合が多いですけど。それとあわせて②問題が起こった事実を時系列的に確認していきます。どの段階で問題が発生したのか。この二つを押さえれば問題は解決できます。意外と簡単なのです。

けれど本当の問題はその人がこの点に気が付けるかどうかです。みんな本当は気が付いていると思うけど。人のアドバイスに基づいて問題を解決するために行動を起こすことができない。人に解決して欲しいとほとんどの人が思っています。なぜなら問題を解決すると穿った見方をすれば誰(何)が悪かったかを見つけることになります。問題解決をする人は実は汚れ役なのですね。そんな意識を多くの人がもっています。だから問題はなかなか解決しません。先延ばし。

誰もが少しの知識と経験から答えを導くことができるのに。不思議なのです。

問題解決のためにはまずやってみましょう。無理ならそこで考えたり修正したりします。問題解決ってそんなものです。問題がなくなることはありません。絶えず問題は発生します。自分の枠にとらわれず人のアドバイスに基づいてまずやってみる。それから次を考える。良いか悪いかはやってみないとわかりません。

もし解決しないのであれば理由は簡単。その人の生き方や考え方が引っかかっているから。そこで止まってしまう。そこを変えることはなかなか難しいですね。ここが一番難しいです。本当。

もちろん今までお話しした問題の解決は自分ができることに限ります。自分にできないことは解決できる人、できそうな人に頼みます。ここは仕方がありません。できないものはできないです。

と問題は永遠に続くのです。おしまい。