僕は社会人大学院を受験したことがある 結果は落ちましたけど 税理士になるための道として臨んだ時のこと
僕は税理士を目指していた時期があって税理士資格の取得要件(税法3科目、会計2科目の合格)に有効な手段として、その当時は大学院を卒業すれば税理士試験科目が一部免除(取得)になる制度がありました。
その当時でいえばダブル大学院(大学院を2つ卒業すること)で2科目免除(取得)というもの。今もこの制度一部ありますけど。
その当時の僕は仕事も夜10:00終わりぐらいのことが多々、子供もいたのでできるだけ効率よく資格を取得しなければならなかった。
このことが社会人大学院を受験しようと思った理由。社会人大学院は研究にじっくり取り組める。受験のように一発勝負でない。これは僕向き。
もちろん税理士の試験勉強もしていたのですが税法の理論を回す(暗記する)ことはまあまあだったのだけれど、致命的なのは筆記が遅すぎて時間内に記述問題が全く間に合わない。これが社会人大学院を受験しようと思った最大の理由です。あわせて僕は筆圧が強いのかすぐ指が痛くなることも要因の一つ。
その時は早く書くための対策として筆記用具を研究しました。受験生の筆記用具と言えば今では当たり前のDrグリップですが、当時はまだ流行りでした。多くの受験生はDrグリップ派でしたね。その後、万年筆系の液が付かない筆記用具もでてきたり。
さて、その当時、税理士試験に向けての勉強ですが僕の場合、1年目に相続税を勉強して2年目に法人税を勉強しました。2科目とも予備校に夜間通ってました。一般的に相続税に合格するには1000時間、法人税に合格するために1500時間の勉強が必要と言われていたころです。平均して毎日2時間ぐらいは勉強していたけど合格までには物理的に間に合いそうになかったかな。途中から理論を回すことを横に置きながら税額計算ができるようにまではその当時仕上げた。はず。
さて、本題に戻り、ダブル大学院で税理士を目指すことにした僕は、まず受験に向けて受験する大学に指導教員がいるかどうか(有無)の確認。僕の大学受験の時と同じですね。教員探し。
僕の大学院での研究課題として「手形小切手法から見る将来のEC」を指導してくれる先生を探しました。
非常にラッキーだったのですがその当時には結構そのテーマだけでなく多岐にわたるテーマについて指導頂けそうな先生が多く指導教員の候補もすぐに決まりました。
受かれば面倒を見てあげるよ。と言う感じ。なのでまずは受かること。受験勉強が第一です。
それからは試験対策。試験は筆記と面接。指導教員が法学部なのでまずは法学の勉強を基礎から。あわせて過去問題(論述筆記)を解いていくというもの。7~8冊ぐらい参考図書も提案して頂けました。それから受験勉強を6か月程度こなして受験当日。
ははは、と笑えるぐらい撃沈。試験勉強が全然間に合わなかったのです。筆記もさることながら面接もまるで別天地。レベルが違いすぎるという感じ。結果はもちろん不合格。あたり前田のクラッカー・・・。その当時のギャグ。(ドラマ「999.9」の松潤みたいにはいかないか。さむー)
いったんその時は大学院の再受験は置いたのだけれど。忙しい職場を転職して落ち着いてきたのでまた勉強を始めた(転職した理由はリストラですけどね)。毎日夜の12:00ぐらいまでぼちぼち勉強してた。
けどある日、会社で事務員さんに「顔色が悪いけど大丈夫ですか」と言われた。その前夜の睡眠時間は5時間。
ま、この言葉で少し方向性を変えたのです。無理はしないということ。
今も社会人大学院を考えているのだけれど今度は純粋に学問として財政学を勉強したいと考えています。
他にも「次の時代の資本主義」とか「全社会に優しい資本主義」とか。もそんなテーマも面白いかも。ワクワクはまだ続くのです。