資本主義社会では格差ができることは事実 自分で生き方を選択できる自由があるということも事実 しかし現実的には今以上のセーフティーネットが必要と感じる

最近は相談に乗れるほど時間はないのだけれどなぜか相談が多い。今日は女性からのご相談。30才代の女性。シングルマザー。僕は不動産管理の仕事柄いろいろな人から不動産の相談を受けるのだけれど、時々その延長に人生設計が絡む場合がある。今回はそれだ。賃貸の相談よりもこちらの話しの方が長かった。

僕の管理物件を借りたいのだけれど経済的に大丈夫でしょうか?のご相談。あわせて今回、転職したいご様子。今の会社では給料が安い。子供もこれから大きくなるし。簡単な話しこの方は僕からすれば今のままなら多分、保証協会を通せば物件は借りられるのだけれど。ここからが悩みのツボ。シングルマザーは経済的に今後どうなっていくのだろうか。本人はもちろん心配なのだろう。けど本当に将来のことについては答えがない。普通に考えるとシングルマザーでかつ収入元が一つでは生活が安定しないかもしれない。養育費をもらっていれば、何とかなるかもしれないが。実際、僕の友人の女性で援助がなく生活保護になった方もいる。セーフティーネット(生活保護)制度はいい制度だけれど選択できる範囲が限られる。シングルマザーについては何か良い制度がないか悩みどころである。

僕もバツありなので。その方の気持ちはよくわかる。僕の場合、子供たちの養育費は当たり前に払ったし(もう終わったけど)、今でも何かあればいつでも援助はできる状態にしている。僕からすれば離婚についてはやむを得ない事情もあるのでそれは仕方がないことかもしれない。しかし養育費が払えないのならそれは借りてでも払えだ。養育費は子供の生きる権利。それを放棄するのはどういうことか僕は問いたい。今の社会はこの件について重要視していない感じがする。個人の問題ではあるのだけれど、シングルマザーの養育費の権利は法律でもっと厳格化して欲しいものだ。

先ほどの転職相談の続き。生活のためになるのならとそれは無理にとは言いいません。まずは生活することが一番ですね。優先してください。それから自分の人生と仕事について考えてみてくださいとなった。生活(お金)のためにやむを得ず転職をする。何とも。お金についてはその人の生き方が出るので今回はこんな感じで終了した。

本当に感じるけど、資本主義の中では経済的な理由によって生き方が限定されることが多い。自分で選んだ結果といえばそうなのだけれど。そうでない場合も少なからず存在する。できれば自分で生き方を好きに決められるような社会であって欲しい。

このテーマは結構難しいので。次回あらためて挑戦します。